★フィジーの家庭料理
e0108247_1859817.gifもう10年以上前、フィジーへ生物調査に行ったことがあります。首都スヴァでは、当時、「フィジー料理」を食べさせるお店はほとんどなく、外食はすべてインド料理(人口の4~5割がインド人のため)か中華でした。しかし調査先の離島では、村の女性が交代でお料理を作りに来てくれて、フィジーの家庭料理を食べることができました。

食卓によく出てきたのは、 タロイモやキャッサバなどの芋類でした。
タロイモはサトイモ科の大きな芋で、ぬめりのないサトイモのような味がします。
キャッサバの方はアフリカ原産、甘くないサツマイモのようでした。
昔は地面を掘って「ロボ」という蒸し焼き用の穴を作り、そこに葉っぱに包んだお芋を入れたようですが、今は普通に茹でています。下記の豪華なおかずに添えて食べると、「南の島に来たんだなぁ」という気がして、私は結構好きでした。

骨付きラムの煮込み(ウスターソースやバナナを入れます)とか、「ワル」という大きな魚の切り身の煮込み(タマネギ・ピーマンなどを入れて塩味で煮込み、最後に新鮮なココナツミルクを入れます)などが印象に残っています。
また、ココンダと呼ばれる、マリネの一種も美味しかったです。これは、
1)タマネギやピーマンなどの野菜を薄切りにして漬け酢(レモンやライムの絞り汁)に漬けておき、
2)塩で締めた生の魚や貝を食べる間際に1)に混ぜる
というもので、最後に新鮮なココナツミルクを混ぜたりもします。「新鮮な」というところがミソで、日本で缶詰や粉末のココナツミルクで作ってみても、決してその味は再現できません。
もっとも、大して運動もせずに日本の家屋の中で食べるのと、暑い日に野外で労働した後、海からの風を受けながら椰子の木陰で食べるのとでは、大きな違いがあるのかもしれないのですが。

調査を終えて首都スヴァに戻った我々は、ダッシュでホテルのバーに行きました。
調査地の島では、酋長のお達しで飲酒禁止だったため、ビールに飢えていたのです。フィジーのビールは(イギリス統治が長かったせいか)とても美味しく、少し濃い目のフィジー・ビターは特に気に入りました。

でもホテルのレストランで食べた食事は、はっきり言って、島で食べた家庭料理の足元にも及びませんでした。
貝は加熱しすぎでなめし革風、ココンダ(マリネ)は長くお酢に漬けすぎてぼそぼそ。
家庭の奥さんたちはあんなに美味しく作れるのに・・・と思いました。 (投稿者:サグレスさん)



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by ajinaomoide | 2007-01-11 20:04 | フィジー


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